ドクタードローンシステムについて

システム概要
日本国内における参考例Mountain山岳遭難distress
2016年総務省統計局社会生活基本調査「山の日」にちなんで発表されたデータによると、日本は登山大国で、1年に1度以上登山する人口は、約972万人。
登山人口は年々増加傾向で、今年中には1,000万人に突破する勢いです。
その内、60歳以上の高齢登山者は40%を占めており、約390万人に達します。2014年山岳遭難者(死者・行方不明者)は2,794人その内60歳以上は1,615人、58%を占めるという統計が出ています。
内訳 件数・人数
遭難件数 2,293件
1)無事救助 1,442人
2)負傷者 1,041人
3)行方不明 39人
4)死者 272人
遭難者数(計) 2,794人
死者・行方不明率 11.1%
60歳以上 人数
遭難者数 1,401人(50.1%)
死者・行方不明 1,442人(68.8%)
死者・行方不明率 15.2%
ドクタードローンの仕組み
STEP.1 各ドローンが担当範囲を捜索
捜査対象全体を3つの座標エリアに区分し、それぞれの 座標エリアにドローンを一機ずつ飛行させます。3機のドローンが、それぞれの座標エリアを隅々まで探索飛行し、遭難者の大まかな位置を特定します。
STEP.2 位置情報の受信
3機のドローンのうち1機が、遭難者が発信する電気信号を受信(受信に成功した最初のドローンをマスタードローンと呼びます)。すると、即座に残りの2機が探索エリアを離れ、自動的にマスタードローンへと向かいます。
STEP.3 三点計測で避難位置を特定
残りの2機がマスタードローン近辺に到着すると、ホバリング(低空飛翔)中のマスタードローンの周りを、残りの2機が搭載した人工知能の判断により最適な三点計測の状態になるまで自動的に周回し、遭難者位置を絞り込んでいきます。
STEP.4 避難者を発見!救助隊の出動へ!
位置計測端末が解析信号の受信状態の分断を検知して、通信ルートを制御するため、解析信号を途切れることなく取得でき、より早く安全に、救助隊に遭難者の位置情報を通知できます。また赤外線サーモグラフィカメラを搭載し、遭難者の生死を推測可能です。
STEP.5 遭難者のバイタル測定開始!初期治療開始!
必用なメディカルキットを遭難者の半径3メートル以内に、クレーンで安全に降下させ、ドクターカメラ(双方向通信による遠隔医療)による初期治療開始指示を可能にしました。

搭載ドクターズキット)
注射薬(一例)
- 生理食塩液
- アドレナリン
- リドカイン*
- ブドウ糖液
- クリトパン*
- アトロピン
- アミノフィリン
- クレイトン
- ブスコパン
- メチルエルゴメトリン*
内服薬
- ニトロペン
- ニフェジピンカプセル
- 聴診器
- 血圧計
- 電子血圧計
- パルスオキシメーター
- AED
- 心電図モニター
- 血糖測定器*
- 点滴セット
- リザーバー付アンビュバッグ
- 気管内挿管セット*
- 液体吸引セット*
- ネラトンカテーテル*
- ※★要望により選択可能

・ワクチン
・血液の輸送
・不明な感染症発生した場合の二次感染防止などを目的とし、リアルタイムに被災地・遭難者とつなぎ迅速な救助をお約束します。
また、飛行・捜索・治療記録などを自動化し事務処理の効率化を図ります。